みなさんは『洞察力』をどのように理解していますか?
意外と知っているようで知らない『洞察力の意味』を正しく理解しビジネスにもプライベートにも活用できれlば良い結果につながるでしょう。
ということで、今回はそんな『洞察力』についてお話ししたいと思います。
投稿の内容はこちら
- 洞察力を正しく理解しよう
- 洞察力・観察力・推察力の違い
- 洞察力が優れる人ってどんな人
- 洞察力を身につけるには
サクッと5分程度で読める内容です。
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洞察力を正しく理解しよう
そもそも『洞察力』の意味を正しく理解していなければスキルを身につけることも、意識して活用することも難しいですよね。
洞察力を、簡単に表現すると
洞察力・観察力・推察力の違い
では、『洞察力』と似た言葉で『観察力・推察力』との違いについて考えてみましょう。
観察力とは?
『観察』とは、物事の状況を注意深く、客観的に見ることであり、
『観察力』とは、観察した内容から得る情報量の多さを指します。
あくまでも、表面的な情報に限るところが『洞察力』とは異なります。
推察力とは?
『推察』とは、物事の事情や、相手の感情などについて考えることであり、
『推察力』とは、事情や感情から、起こりうることを予測する精度が高いことを指します。
ここでは、内面的な部分を主に考えているところが『洞察力』とは異なります。
理論づけて考えると
洞察力が優れた人ってどんな人
あなたの周りには、こんな人がいませんか?
その人、洞察力が高いです。
①常に冷静で感情的にならない
②相手の意図への理解が早い
③コミュニケーション能力が高い
④直感的に行動し、結果が伴う
常に冷静で感情的にならない
洞察力の高い人の特徴として挙げられるのが、『冷静で落ち着いている人』だといわれます。これは、『洞察力』そのものが冷静で落ち着いた状態にこそ発揮できることを理解しているからです。
そのため、『洞察力』に優れる人は自分の感情をコントロールするのが上手く、急なトラブルが起こった時にも、動揺することなく、落ち着いて問題解決に向き合うことができるのです。
また、感情ではなく論理的な思考で物事に向き合うため『冷たい人』や『マイペース』などの印象を持たれることが多いです。
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相手の意図への理解が早い
『洞察力』とは『相手の本質を見抜く力』だとお話しした通り、洞察力に優れる人は『相手の考え』や『何を求めている』のかを理解する速度が早いです。
相手と話をしている途中の段階で、すでに意図を理解することができるので、会話の中で『その意図を汲み込んだ提案』をしてみたり先を読んだ行動をしてみせます。
例えば『きみは感が鋭いね』と相手にいわせるような人はこのタイプかもしれません。これらには、活動の中で蓄積された経験や、培われた観察力・推察力が必要となるので簡単にできることではありません。
コミュニケーション能力が高い
当然と言えば、当然のことかもしれませんが。『洞察力』が優れているということは、相手が欲していることを理解し『適したタイミング』で『適した内容』を織り交ぜた会話ができます。
また、意図を理解する能力が高いため、聞き上手というのも多くの人に共通する点です。相手の気持ちを汲み取れるので会社のストレスでもあげられる人間関係の修復なども得意で、他人に合わせたコミュニケーションを取れることから調整役としても活躍します。
洞察力に優れる人の特徴にある冷静さも加わり、苦手な相手や感情的なタイプに対してもコミュニケーションをとることができます。
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直感的に行動し、結果が伴う
あの人はなぜか、直感的に行動するのに失敗しない。そんな人は『洞察力』のエリートと言っても過言ではありません。
このような場合、他者から見れば直感的と感じる速度で『観察し、推察し、行動に移す』ことをやっているのです。
これまでお話しした特徴に、全て優れているからこそ、会話の中で『相手の意図を汲み取り』『コミュニケーションで精度を高め』『冷静に分析する』ことが可能となり、周囲が『じゃぁ、この件はどうしようか?』と検討に入る時点で『答え』に達しているのです。
洞察力を身につけるには
『洞察力って、なんか特別な力で自分には無理だな〜』なんて思うことはありません!!
洞察力は、決して特別なものではなく日頃から意識的に行うことで『誰でも身につけることができる能力』です。
①物事に対して興味を持ちよく観察する
②目に入った情報に『なぜを』追加する
③自分の常識や先入観で結論を出さない
④失敗体験・成功体験を記録する
物事に対して興味を持ちよく観察する
まずは、周囲の人の行動を観察してみるのも良いでしょう。これまで『自分には関係ない』と無意識に視界の外にこぼれていた瞬間を切り取るだけでも、あなたの中に沢山の情報がインプットされていきます。
洞察力は、この観察力が身につくことから広がっていきますので『一番に取組むべき方法』でしょう。
また、この観察を継続することで、『あれ?いつもと違うぞ!』なんて変化に気付き始めたら観察力が身についてきたと実感でき、さらに興味が沸いていきます。
目に入った情報に『なぜ?』を追加する
周囲の観察に加えて『なぜ?』を追加してみて下さい。『観察』と『なぜ?』までをセットで取組むと案外楽しくってハマる感覚を覚えます。
何事もそうですが、楽しむ人の成長は早いです。
例えば、
『なぜ?』を追加すると、
・違う飲み物を飲んでいる変化に気づく
『なぜ?』を追加すると、
・今日は5分前なのに片付けをしない。
↓
・残業するのかもしれない。
↓
・では、栄養ドリンクを差し入れしよう!!
自分の常識や先入観で結論を出さない
洞察力を鍛えるためには、客観的な視点から物事を捉えることが重要です。物事を判断する時に自分の常識や先入観が入ってしまうと、本質を見抜くことができず、間違った判断をしてしまうことにもなるからです。
多様な場面に対応するためには、一旦、常識や先入観を捨て、物事に対して冷静に分析できる状態を作らなければなりません。
これまでの『なぜ?』に対してさらに『なぜ?』を問うくらいの感覚で捉えると良いでしょう。これの繰り返しにより、常識的に判断して良いケースと、さらに深掘りして本質を探るケースなどの感覚が身についていきます。
失敗体験・成功体験を記録する
洞察力の精度を上げるために『絶対必要』なものが過去実績の蓄積です。そして、なぜ失敗したのか、成功したのか、この過程を理解し分析することが重要になってきます。
例えば、以前 失敗した時に、きちんと原因を分析し理解できていれば、同様の場面で物事を論理的に考え成功に導くことが可能です。洞察力を身につけ高いレベルで活用するためには、この『論理的思考』が大切です。
失敗した結果を、漠然と捉えるだけでは論理的思考が身に付かず、洞察力の精度と速度を上げることに結びつきません。成功した場合も同じですが、日頃から結果に対して分析する習慣を作ることで『本物の洞察力』を発揮できるものです。
まとめ
今回は、洞察力についてご紹介してきました。
洞察力はビジネスシーンだけでなく、さまざまなシーンで活用できるスキルです。特に昨今のような、先行き不透明でありながら、目まぐるしく変化する時代には『洞察力=本質を見抜く力』が必須になることは間違いありません。
洞察力は1日2日といった短期間で簡単に習得できる能力ではありませんが、日々の積み重ねで少しずつ鍛えていくことができます。物事の本質を見抜く洞察力を高めて、生活に活用して下さい。