こんな経験はありませか?
空を見上げて
ねぇ、あの雲、『くるま』みたい!!
そう言って、
いや、わたしは『帽子』に見えるな〜。
なんて言い返してみたり。
親子で、友達と、SNS投稿で、『食べ物』や『動物』、『乗り物』に見えるー(楽)
こんな、会話や投稿をしたことがあるって人は沢山いると思います。
今回は、雲の形についてまとめたいと思います。
目次
雲には種類があった
空に浮かぶ雲には、色々な形があって見ていて楽しいですよね。
その雲の種類を分類した『国際雲図帳』では、形や、雲のできる高さから10種類に分けているようです。
上層雲:6,000mより高いところにあるよ
地上6,000mよりも高いところにできる雲で、ほとんどが氷でできています。
①巻雲(すじ雲)
うすく、はけで書いたような雲。上空で強い風がふいているときにできます。
②巻積雲(うろこ雲)
小さな雲のかたまりが集まってできた雲です。低気圧が近づいている時に見られます。
小さな雲のかたまりが集まってできた雲です。低気圧が近づいている時に見られます。
③巻層雲(うす雲)
うすいベールのような雲で、低気圧が近づくとできやすく、雨が降るかもしれません。
中層雲:2,000〜6,000mのところにあるよ
2,000m〜6,000mくらいまでの高さにできる雲で、そのときの気温によって、氷でできていたり、水のつぶでできていたりします。
④高積雲(ひつじ雲)
②巻積雲(うろこ雲)と同様に小さな雲の集まりです。発生する高さが違い、こちらはすぐに消えることがあります。
⑤高層雲(おぼろ雲)
空全体を包み込むような灰色の厚い雲です。この後に雨や雪が降ってくるかもしれません。
⑥乱層雲(雨雲)
暗い灰色の厚い雲が全体を包み込みます。太陽の光をさえぎりまとまった雨や雪を降らせます。
下層雲:2000mより低いところにあるよ
2,000m以下の低いところにできる雲で、高い山に登ると下に雲が海のように広がってできる雲海として見ることが出来ます。
⑦層積雲(うね雲)
細長く広がる雲がいくつもならびます。空一面を覆うこともありますが、ほとんど雨は降らず、雲の上は晴れている状態です。
⑧層雲(きり雲)
低い空にうすく横に広がって、山にかかっていることがよくあります。雲海と呼ばれる雲がこれにあたります。
⑨積雲(わた雲)
晴れた空にふわっと浮いていることが多い雲です。上部まもこもこしていて底は平らな形をしています。夏の午後に多く見られます。
⑩積乱雲(にゅうどう雲)
モクモクと立ち登るように、大きく成長した雲です。ゲリラ豪雨など強い雨を降らせたり、雷を発生させることもあります。
さいごに
前回の『雲は何で出来てるの?』から引き続き、雲の種類についてまとめてみました。
内容でも少し触れましたが、『この雲が出たら、雨が降るかも?』といったように昔の人たちは雲の種類から天気を予想していました。みんなも、雲を観察して天気を予想してみませんか?
形を見て楽しい、天気予想して楽しい、そんな雲のお話でした。
また、次回お会いしましょう。